読書の秋?芸術の秋?両方楽しむなら原田マハさんがおすすめ!

本とコーヒー 趣味

年々暑い時期が長くなっていますが、9月も半ばになると、そろそろ秋を感じるようになってきます。

秋といえば、思い浮かべることがたくさんありますよね。

食欲の秋
読書の秋
スポーツの秋
芸術の秋

などが一般的でしょうか。

みなさんは、今年の秋、どのように楽しい時間を過ごしたいですか?

今回は、読書の秋と芸術の秋を両方楽しめる原田マハさんの小説をご紹介します!

読書の秋の由来とは

秋は夜が長いため「秋の夜長」といわれます。

夜が長いため、時間を持て余してしまう場合があり、そんなときには時間がかかる読書がぴったり!

秋の夜長を使って読書を考えるようになったのは、中国の韓癒(かんゆ)という人物が「燈火稍く親しむ可く」と漢詩に残したからといわれています。

意味は「秋の夜は涼しくて気持ちがいいので、灯りに照らして読書をするにはいいものだ」。

これが中国で広まり、日本にも伝わってきたと考えられています。

芸術の秋の由来とは

芸術の秋と呼ばれるようになった理由には諸説がありますが、秋の気候が関係しているといわれています。

過ごしやすい気候になり、心身ともに負担が減ることで、芸術を楽しむゆとりができるからです。

また紅葉など、美しい景色を楽しめる季節であることから、絵画や写真などの芸術に触れる機会が増えることも理由の1つとされています。

芸術の秋という言葉が広まったのは、新潮という雑誌の中にあった「美術の秋」という言葉が変化したものといわれています。

また、秋には美術展がたくさん開催されることも関係されているようです。

小説家・原田マハさんとは

原田マハさんは小説家、キュレーター、カルチャー・エッセイスト。

早稲田大学で美術史学を専修し、卒業後は国内外の有名美術館に勤務、2002年にフリーのキュレーターとして独立しました。キュレーターとは、美術館や博物館などで、展示する作品の企画から運用までの全般を請け負う仕事です。

原田マハさんは2003年から執筆活動を行い、小説で賞を取ったり、作品が映画化されたりしています。

キュレーターの経験から、美術を題材をした作品が多数あり、多くの人を魅了していています。

芸術の秋に読みたい!原田マハさんの小説4選

ここでは、読書の秋にぴったりな芸術を題材にした、原田マハさんの作品を4つご紹介します。

『たゆたえども沈まず』

【あらすじ】
時は1886年パリ。日本文化に精通しており、浮世絵を紹介し、広め、販売していた一人の日本人がいた。画商、林忠正。彼の知識と流暢なフランス語によって、日本美術の愛好家は徐々に増え始めている。同じ頃、オランダ生まれの画家フィンセント・ファン・ゴッホは金銭的に困窮しており、画商の弟、テオドルス・ファン・ゴッホ(テオ)の援助を受けながら絵を描いていた。そしてゴッホ兄弟が林忠正に出会うとき、歴史は大きく動き出す―。
管理人
管理人

これは私が初めて読んだ原田マハさんの小説です。美術に疎い私でも楽しく読めて、マハさんの本にハマるきっかけになりました。

ゴッホの生涯を描いた作品ですが、ゴッホの弟のテオや日本人画商の目線で話が進みます。

波乱万丈で最後まで報われることのなかったゴッホの生涯を、美術に興味がない人でも読み続けたくなる作品です。

『楽園のカンヴァス』

【あらすじ】
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは―。

アンリ・ルソーの生涯を描いた作品です。
ルソーと交流があったピカソが登場するため、『暗幕のゲルニカ』より先に読むのがおすすめ。

アンリ・ルソーの話ですが、現代のキュレーターの2人がライバルとして競い合い、謎を解いていくミステリーになっています。

先が気になってどんどん読み進めたくなる本です。

アンリ・ルソーが不思議な怪しい男として描かれていますが、読み終わるころには、そんなアンリ・ルソーの純粋さに感動するかも!

『暗幕のゲルニカ』

【あらすじ】
反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの「ゲルニカ」。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが2003年のある日、突然姿を消した。誰が「ゲルニカ」を隠したのか?現代のニューヨーク、スペインと大戦前のパリが交錯する。

世界一有名といっても過言でもない画家であるピカソの人生を描いた作品です。
ピカソの人生と日本人キュレーターの人生の2つのストーリーが同時進行で描かれています。

ピカソの時代は世界大戦、キュレーターの時代は9.11同時多発テロの時代であり、苦しい境遇の内容でありながらも惹き込まれる作品です。

他の作品に比べて、平和へのメッセージ性が高い傾向にあります。

『ジヴェルニーの食卓』

【あらすじ】
「この世に生を受けたすべてのものが放つ喜びを愛する人間。それが、アンリ・マティスという芸術家なのです」(うつくしい墓)。「これを、次の印象派展に?」ドガは黙ってうなずいた。「闘いなんだよ。私の。――そして、あの子の」(エトワール)。「ポール・セザンヌは誰にも似ていない。ほんとうに特別なんです。いつか必ず、世間が彼に追いつく日がくる」(タンギー爺さん)。「太陽が、この世界を照らし続ける限り。モネという画家は、描き続けるはずだ。呼吸し、命に満ちあふれる風景を」(ジヴェルニーの食卓)。モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。時に異端視され、時に嘲笑されながらも新時代を切り拓いた四人の美の巨匠たちが、今、鮮やかに蘇る。語り手は、彼らの人生と交わった女性たち。助手、ライバル、画材屋の娘、義理の娘――彼女たちが目にした、美と愛を求める闘いとは。『楽園のカンヴァス』で注目を集める著者が贈る、珠玉のアートストーリー四編。

この本には4つの短編集になっており、登場人物が異なります。
登場人物は以下の通りです。

*「うつくしい墓」ピカソとマティス
*「エトワール」カサットとドガ
*「タンギー爺さん」セザンヌとタンギー爺さん
*「ジヴェルニーの食卓」モネとクレマンソー

いろいろな画家の話を一気に読めるのが魅力です。
短編のため、一気に読む必要がなく、読書に慣れていない人にも読みやすくなっています。

タンギー爺さんは『たゆたえども沈まず』にも出てきます。

管理人
管理人

実は原田マハさんの小説には、他にも美術系の作品が存在しています。私が読んだのは上記の作品だけなので、今回はこの4つをご紹介しました。

(参照:Amazon)

美術に疎い人でも楽しめる作品で、読書の秋・芸術の秋を楽しもう

本とコーヒー
今回は、原田マハさんの美術系の小説をご紹介しました。

絵に興味はないし、美術のこともわからないし……という人でも楽しく読めるのが原田マハさんの小説です。

小説内には絵画が載っていないので、ネットで検索しながら読むのがおすすめですよ♪

ミステリーになっているものも多く、現代のフィクションとうまくリンクしているので、飽きずに読み続けられます。

ぜひ読んでみてくださいね♪

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